手話通訳・要約筆記・盲ろう者通訳介助とは
   
手話通訳とは
 聴覚障害者の手話を話し言葉に、聞こえる人の話し言葉を手話に置き換えて伝達します。
 聴覚障害者個人からの病院やPTA等の通訳依頼は1人の通訳者で対応することが多いです。大会などの通訳は通訳者の健康管理面等を考慮し、(時間数にもよりますが)大体3〜4名程度の通訳者を派遣しています。
 手話通訳者は通常20分程度で交替しています。それは健康管理面の問題とともに1人の通訳者が30分も1時間も継続して通訳することは、通訳能力が低下してきて、伝える情報量が低下することになり、対象者への情報を保障できなくなることにつながるからです。
 
要約筆記とは
  主に手話を知らない中途失聴者や難聴者の方に適した情報保障のひとつです。
 話しことばを「速く、正しく、読みやすく」を中心にして書きます。普通に話す速さと手で書く速さを比べてみると文字数にして5 倍くらい話す方が速いのです。 そのため、ことばを要約したり、置き換えたりする必要があります。

@ノートテイク
 要約筆記者が依頼者個人の隣でノート等に書きます。主に少人数の場面での情報保障の手段です。


AOHP(オーバヘッド・プロジェクター)・ OHC(オーバーヘッド・カメラ)
 講師等の話を聞きながら透明のロールに書いて、OHPやOHCでスクリーンに拡大して映します。大勢の人が同時に見ることができます。通常4人〜5人のチームで行います。

Bパソコン要約筆記 
 上記のOHPは手で書きますが、パソコンで文字を入力してスクリーンに映し出します。 また、パソコンを使って個人や少人数を対象にしてノートテイクと同じように情報保障する方法もあります。

Cホワイトボード使用の要約筆記
 屋内だけでなく、野外などの行事や移動しながら要約筆記する時などパソコンやOHPが使えない時にホワイトボードを使用します。小さいサイズのホワイトボードは個人的に筆談する時にも使用できて便利です。 

盲ろう者通訳介助とは
 視覚障害と聴覚障害の重複により、身体障害者手帳の総合等級が2級以上となる盲ろう者に対して、情報保障及び移動介助を行います。
 盲ろう者は、見え方と聞こえ方やこれまでの生活によって、それぞれにあったコミュニケーション方法をもちいています。
@手話
 全盲ろう者の場合は相手の手話が見えませんから、手話の形を手でさわって読み取ります。「触読手話」または「触手話」といいます。
 弱視ろう者の場合は、その見え方にあわせて、手話をあらわします。このような手話を「弱視手話」とか、「接近手話」といいます。

A点字
 点字の読み書きができる盲ろう者は、主に次の方法を使ってコミュニケーションをします
 (ア)ブリスタ・・・ドイツ製の速記用点字タイプライター。会議や講演会などに適しています。
 (イ)指点字・・・点字タイプライターのキーの代わりに通訳・介助者が盲ろう者の指を直接たたく方法です。

B手書き文字
盲ろう者の手のひらに文字を書いて伝える方法で、「手のひらがき」とも言います。

Cその他
 指文字、音声、筆談、パソコン等