聴覚障害者への情報保障と諸権利保障のために手話通訳者の手話技術や知識等の向上が求められるようになり、大分県の場合は昭和55年から試験が開始されました。
現在、
①各都道府県での試験
②全国手話通訳者統一試験
③手話通訳技能認定試験(手話通訳士試験)
④手話検定試験
が実施されています。
2017(平成29)年度大分県手話通訳認定試験
1.目 的
聴覚障害者との手話を主とする意志伝達技術(以下「通訳技術」)及び聴覚障害者に関する知識を有する者であって、優秀な者を認定することにより、認定通訳者が大分県聴覚障害者協会と連帯し、聴覚障害者の諸権利を守る通訳活動に従事すると共に手話通訳者等の養成に協力し、聴覚障害者の社会参加を促進させることを目的として実施す
2.受験資格
- 手話通訳者養成課程修了者
- 手話通訳者養成課程修了者と同等の知識及び技術を有す
3.試験内容
①筆記試験(手話通訳に必要な基礎知識・国語)
②実技試験(手話の要約試験・場面通訳)
4.申込先、申込期限
受験を希望される方は「実施要項」「受験申込書」を下記申込先へお申し込み下さい。申込書に必要事項を記入のうえ、平成29年10月6日(当日消印有効)までに下記へ申込んでください。
〒870-0907 大分市大津町1丁目9番5号
大分県聴覚聴覚障害者協会
5.試験日
①平成29年12月2日(日)②平成30年3月25日(日)※②は①の合格者対象
6.会場
大分県聴覚障害者センター
7.費用
①受験料 5,000円
②その他交通費等この試験にかかる費用はすべて個人負担とします
全国手話通訳者統一試験
1.試験概要
手話通訳者として必要な知識及び技能を審査するため、筆記及び実技試験の問題、採点基準、合否判定基準及び具体的実施方法等について社会福祉法人全国手話研修センターから提供を受け、各都道府県試験実施団体はそれに基づき手話通訳者統一試験を実施する。
2.受験資格
下記のいずれかに該当する人
1.手話通訳者養成課程修了者
2.手話通訳者養成課程修了者と同等の知識及び技術を有する者
3.手話奉仕員登録から手話通訳者登録への切替え対象者
4.その他、各当道府県試験実施団体の規定による
3.試験内容
筆記試験
国語を除いて四肢択一方式
(1) 手話通訳に必要な基礎知識
(2) 国語
実技試験
手話の要約(画面に提示される手話を日本語に要約し記述解答)
(1) 手話の要約試験(筆記) 1問
ビデオテープ(約3分)で試験問題を2回流した後、15分間で内容を要約し解答用紙に指定の字数内で記述する。出題内容は、講演、相談、医療、文化活動等の内容に関する問題とする。
(2) 場面通訳(場面における聞き取り及び読み取り通訳) 1問
ビデオテープ(約3分)でろう者と健聴者の会話場面の試験問題を流し、ろう者の手話の読み取り通訳、健聴者の音声を聞き取り通訳する。通訳内容はビデオカメラで収録し、録画に基づいて採点する。出題内容は、相談、医療、労働、文化活動等の対話場面に関する問題とする。
4.募集
11月機関紙「豊の国聴障ニュース」紙上で受験者を募集
5.試験日
例年12月実施
6.申込先
社会福祉法人大分県聴覚障害者協会(大分市大津町1丁目9-5)
電 話 097-551-2152 097-554-1335
FAX 097-556-0556 097-554-1336
試験概要説明 全国一斉にスタート