高齢ろう者の集い

1.概要

目   的 : 高齢ろう者の生きがい対策として、集いを開催し各種情報交換の場としても活用する。   
開 催 月 日 : 毎月第1・3火曜日(変更あり)
時   間 : 10:00~12:00
場   所 : 大分県聴覚障害者センター他(料理教室、観光会等)
参 加 条 件 : 60歳以上の大分県聴覚障害者協会会員
(60歳未満で参加希望する方は相談してください)
参 加 費 : 無料※各種行事(クリスマス会、観光会等)は必要経費を集めます。
参 加 状 況 : 1回あたり平均約20人が参加しています。
進 め 方 : 1回あたり3名のろう者ヘルパーがレクリエーションの内容を考え、進行しています。
観光会等の屋外行事の際には10名くらいのろう者ヘルパーに協力してもらっています。

2.令和5年度「高齢ろう者のつどい」日程表

R5年度高齢ろう者のつどい日程表

3.「高齢ろう者の集い」開催の経過と今後の課題

1)経過

高齢化が進み聞こえる高齢者への福祉サービスが徐々に充実していく中で、高齢のろう者は地域のディサービスに参加しても十分に楽しめないし、ヘルパー派遣制度等もほとんど活用されていない状況にありました。

そんな状態に置かれている高齢ろう者への支援として、県聴覚障害者協会として下記のように高齢ろう者対策を進めてきました。

平成14年度

「高齢ろう者の集い」開始
「高齢重度聴覚障害者支援事業」として大分県共同募金会より45万円の助成を受けて、レクリェーション器具等を購入

平成15年度

「ろう者2級ヘルパー資格取得事業」開始。日本自転車振興会より245万円(別途県協会82万円自己負担 合計327万円)助成していただき(20名のろう者がヘルパー資格取得。

※「高齢ろう者支援事業」開始。 集いとは別に県聴覚障害者協会主催で大分市内のろう者宅を訪問して相談事業を開始。

平成16年度

「高齢重度聴覚障害者生きがい対策事業」として大分県共同募金会より35万円の助成を受けて、ろう者ヘルパーの謝金等に充てる。
※ 「大分市高齢重度聴覚障害者生活支援・訪問事業」開始予算70万円

平成29年度

高齢ろう者グループホーム設立に関して補助金申請
社会福祉振興助成金申請
大分県高齢聴覚障害者実態調査実施
※123名調査 102名回答 500部印刷関係機関へ配布

2)今後の課題

今後は、法人として、介護保険事業所の認定を受け「ヘルパー派遣事業」や「ディサービス事業」に取り組んでいきたいと考えています。

ただ、そのためにはクリアーしなければならない課題も多く、どのような方向が望ましいのかについても再度検討していかなければならないと思います。 当面は、この高齢ろう者の集いを継続していき、県下の他地域にも広げていくように取り組むことが課題となってきます。

地域での集いを開催していくためには、地区聴覚障害者協会や手話サークル関係者でヘルパー資格取得者の協力を得ながら進めていく必要があります。

次に大分市の「大分市高齢重度聴覚障害者生活支援・訪問事業」は年間300件以上の訪問支援活動があります。相談事業を県下の他市でも実施していけるように取り組む必要があると考えています。