運動の歴史 大分県聴覚障害者協会賛助会員制度

昭和61年4月に奈須博幸氏の提案により、法人の財政基盤の確立と協会と手話関係者の連携強化のために1年間3000円(何口でも可)の聴覚障害者協会の賛助会員制度発足

発足当初は10人程度であったが、認定手話通訳者、サークル会長、長年の手話サークル会員に参加を呼び掛ける中で徐々に賛助会員が増加していき、平成9年度末には、約600名の賛助会員に増加していた。

賛助会員は協会作成のビデオの無料貸し出しと月に一回発行する「豊の国聴障ニュース」を毎月自宅に送付することにより、会員の増加につながった。

この賛助会員制度は、九州内でも実施している協会があったが、会員が600名を超える賛助会員は、大分県聴覚障害者協会が群を抜いていた。平成16年当時は、手話講習生を含めると1000人を超える賛助会員がいた。

通常の賛助会員は、年間3000円の会員で手話講習生は、1000円安くて2000円の会員としていた。

現在では1年会員3000円。3年会員は9000円。5年会員は15000円とした。

毎年の会費納入手続きが面倒と考えたが、あまり効果はなかった。

背景には、大分県の手話サークル関係者と県聴覚障害者協会が良好な関係を作ってきたことによる成果だと考える。

また、九州大会や全国大会が開催される時には、県下各地から400人~500人の手話関係者が協力に駆けつけてくれるのは、協会の大きな財産と言える。

今後も賛助会員の協力を得ながら協会活動を発展させていきたい。