運動の歴史

平成14年から高齢聴覚障害者の生きがい対策として、「高齢ろう者の集い」を開催しました。

開催当初は、昼食付で午前10時から午後3時まで開催していました。

1年程度続けましたが、時間が長すぎることと、昼食代の捻出が困難な面もあり、午前

10時から12時と変更しました。

 12時に終わり、親しいろう者同士の語らいの場として機能していました。

当初は、ろう者ヘルパーと職員が工夫しながら様々なゲームを行ったりしていました。

 朝センターに来所して、体温と血圧、体調をヘルパーがチェックして開始しました。

1.概 要

目   的 : 高齢ろう者の生きがい対策として、集いを開催し各種情報交換の場としても活用する。   

開 催 月 日 : 毎月第1・3火曜日(変更あり)

時   間 : 10:00~12:00※当初は10時から15時迄、昼食支給。

場   所 : 大分県聴覚障害者センター他(料理教室、観光会等)

参 加 条 件 : 60歳以上の大分県聴覚障害者協会会員

(60歳未満で参加希望する方は相談してください)

参 加 費 : 無料※各種行事(クリスマス会、観光会等)は必要経費を集めます。

参 加 状 況 : 1回あたり平均約20人が参加しています。

進 め 方 : 1回あたり3名のろう者ヘルパーがレクリエーションの内容を考え、進行しています。

観光会等の屋外行事の際には10名くらいのろう者ヘルパーに協力してもらっています。

2.「高齢ろう者の集い」開催の経過と今後の課題

1)経過

高齢化が進み聞こえる高齢者への福祉サービスが徐々に充実していく中で、高齢のろう者は地域のディサービスに参加しても十分に楽しめないし、ヘルパー派遣制度等もほとんど活用されていない状況にありました。

そんな状態に置かれている高齢ろう者への支援として、県聴覚障害者協会として下記のように高齢ろう者対策を進めてきました

平成14年度

「高齢ろう者の集い」開始
「高齢重度聴覚障害者支援事業」として大分県共同募金会より45万円の助成を受けて、レクリェーション器具等を購入

平成15年度

「ろう者2級ヘルパー資格取得事業」開始。日本自転車振興会より245万円(別途県協会82万円自己負担 合計327万円)助成していただき(20名のろう者がヘルパー資格取得。

2級ヘルパー養成研修講座カリキュラム予定表

日  時

曜日

時 刻

科             目

時間

場          所

6/ 3

10~11

開講式 オリエンテーション     

県聴覚障害者センター

11~12

講演「魅力ある仕事ヘルパー」

14~17

福祉理念とケアサービスの意義

6/ 6

 金

10~12

人権学習

13~16

介護概論

6/10

 火

13~16

サービス提供の基本視点      

6/13

 金

13~16

高齢者福祉の制度とサービス

6/14

 土

10~16

基本介護技術①

明野介護研修センター

6/17

 火

10~12

ホームヘルパーの職業倫理

県聴覚障害者センター

13~16

障害者(児)・福祉の制度とサービス

6/20

 金

10~12

リハビリテーション医療の基礎知識

13~16

高齢者・障害者(児)の心理

6/24

 火

13~16

ホームヘルプサービス概論

6/27

 金

10~16

基本介護技術②

明野介護研修センター

7/ 1

 火

10~15

障害・疾病の理解(医学的)

県聴覚障害者センター

7/ 4

 金

10~15

家事援助の方法

7/ 5

 土

10~16

基本介護技術③

明野介護研修センター

7/ 8

 火

10~16

基本介護技術④

7/11 

 金

13~16

高齢者・障害者(児)の家族の理解

県聴覚障害者センター

7/15

 火

10~15

障害・疾病の理解(心理・生活)

7/19

 土

10~16

基本介護技術⑤

明野介護研修センター

7/22

 火

10~12

相談援助とケア計画の方法①

県聴覚障害者センター

13~16

医学の基礎知識Ⅰ

7/25

 金

10~15

住宅・福祉用具に関する知識

7/29

 火

10~16

基本介護技術⑥

明野介護研修センター

8/ 1

 金

10~12

相談援助とケア計画の方法②

県聴覚障害者センター

13~16

在宅看護の基礎知識Ⅰ

8/ 2

 土

10~15

介護事例検討

8/ 5

 火

10~15

共感的理解と基本的態度の形成

8/ 8

13~16

レクリエーション体験学習

県身体障害者福祉センター

8/ 9

 土

10~16

ケア計画の作成と記録、報告の技術

県聴覚障害者センター

8/ 10

 日

10~16

補講①

8/ 11

10~16

補講②

8/18 ~

9/14

 月

 日

介護実習   (2日)

16

特別養護老人ホーム等

ヘルパー同行 (2日)

在宅サービス提供現場見学(2日)

9/16

 火

10~16

補講③

県聴覚障害者センター

9/19

 金

10~16

補講④

9/20

 土

10~12

修了式

2級ヘルパー養成研修講座手話通訳謝金

5.16

 時

時 刻

科             目

時間

手 話 通 訳

6/ 3

10~11

開講式 オリエンテーション     

1000×2H×2人=4,000

11~12

講演「魅力ある仕事ヘルパー」

1000×2H×3人=6,000

14~17

福祉理念とケアサービスの意義

1000×3H×3人=9,000

6/ 6

10~12

人権学習

1000×2H×3人=6000

13~16

介護概論

1000×3H×3人=9000

6/10

13~16

サービス提供の基本視点      

1000×3H×3人=9000

6/13

13~16

高齢者福祉の制度とサービス

1000×3H×3人=9000

6/14

10~16

基本介護技術①

1000×5H×3人=15000

6/17

10~12

ホームヘルパーの職業倫理

1000×2H×3人= 6000

13~16

障害者(児)・福祉の制度とサービス

1000×3H×3人=9000

6/20

10~12

リハビリテーション医療の基礎知識

1000×2H×3人= 6000

13~16

高齢者・障害者(児)の心理

1000×3H×3人=9000

6/24

13~16

ホームヘルプサービス概論

1000×3H×3人= 9000

6/27

10~16

基本介護技術②

1000×5H×3人=15000

7/ 1

10~15

障害・疾病の理解(医学的)

1000×4H×3人=12000

7/ 4

10~15

家事援助の方法

1000×4H×3人=12000

7/ 5

10~16

基本介護技術③

1000×5H×3人=15000

7/ 8

10~16

基本介護技術④

1000×5H×3人=15000

7/11 

13~16

高齢者・障害者(児)の家族の理解

1000×3H×3人=9000

7/15

10~15

障害・疾病の理解(心理・生活)

1000×4H×3人=12000

7/19

10~16

基本介護技術⑤

1000×5H×3人=15000

7/22

10~12

相談援助とケア計画の方法①

1000×2H×3人=6000

13~16

医学の基礎知識Ⅰ

1000×3H×3人=9000

7/25

10~15

住宅・福祉用具に関する知識

1000×4H×3人=12,000

7/29

10~16

基本介護技術⑥

1000×5H×3人=15000

8/ 1

10~12

相談援助とケア計画の方法②

1000×2H×3人= 6000

13~16

在宅看護の基礎知識Ⅰ

1000×3H×3人=9000

8/ 2

10~15

介護事例検討

1000×4H×3人=12,000

8/ 5

10~15

共感的理解と基本的態度の形成

1000×4H×3人=12,000

8/ 8

13~16

レクリエーション体験学習

1000×3H×3人= 9000

8/ 9

10~16

ケア計画の作成と記録、報告の技術

1000×5H×3人=15000

8/ 10

10~16

補講①

1000×5H×4人=20,000

8/ 11   

10~16

補講②

1000×5H×4人=20,000

8/18 ~

9/14

介護実習   (2日)

16

20人×8H×2日×1000

32万

20人×4H×2日×1000  

16万

20人×3H×2日×1000  

12万 

ヘルパー同行 (2日)

在宅サービス提供現場見学(2日)

9/20

10~12

修了式

1000×2H×3人= 6000

合     計

                            962,000円

2級ヘルパー養成研修講座要約筆記謝金

5.16

日 時

時 刻

科             目

時間

要約筆記者

6/ 3

10~11

開講式 オリエンテーション     

1000×2H×3人=6000

11~12

講演「魅力ある仕事ヘルパー」

1000×2H×3人=6000

14~17

福祉理念とケアサービスの意義

1000×3H×3人=9000

6/ 6

10~12

人権学習

1000×2H×3人=6000

13~16

介護概論

1000×3H×3人=9000

6/10

13~16

サービス提供の基本視点      

1000×3H×3人=9000

6/13

13~16

高齢者福祉の制度とサービス

1000×3H×3人=9000

6/14

10~16

基本介護技術①

1000×5H×3人=15000

6/17

10~12

ホームヘルパーの職業倫理

1000×2H×3人= 6000

13~16

障害者(児)・福祉の制度とサービス

1000×3H×3人=9000

6/20

10~12

リハビリテーション医療の基礎知識

1000×2H×3人=6000

13~16

高齢者・障害者(児)の心理

1000×3H×3人=9000

6/24

13~16

ホームヘルプサービス概論

1000×3H×3人= 9000

6/27

10~16

基本介護技術②

1000×5H×3人=15000

7/ 1

10~15

障害・疾病の理解(医学的)

1000×4H×4人=16000

7/ 4

10~15

家事援助の方法

1000×4H×4人=16000

7/ 5

10~16

基本介護技術③

1000×5H×3人=15000

7/ 8

10~16

基本介護技術④

1000×5H×3人=15000

7/11 

13~16

高齢者・障害者(児)の家族の理解

1000×3H×3人=9000

7/15

10~15

障害・疾病の理解(心理・生活)

1000×4H×4人=16000

7/19

10~16

基本介護技術⑤

1000×5H×3人=15000

7/22

10~12

相談援助とケア計画の方法①

1000×2H×3人=6000

13~16

医学の基礎知識Ⅰ

1000×3H×3人=9000

7/25

10~15

住宅・福祉用具に関する知識

1000×4H×4人=16000

7/29

10~16

基本介護技術⑥

1000×5H×3人=15000

8/ 1

10~12

相談援助とケア計画の方法②

1000×2H×3人= 6000

13~16

在宅看護の基礎知識Ⅰ

1000×3H×3人=9000

8/ 2

10~15

介護事例検討

1000×4H×4人=16,000

8/ 5

10~15

共感的理解と基本的態度の形成

1000×4H×4人=16,000

8/ 8

13~16

レクリエーション体験学習

1000×3H×3人=9000

8/ 9

10~16

ケア計画の作成と記録、報告の技術

1000×5H×4人=20,000

8/ 10

10~16

補講①

1000×5H×4人=20,000

8/ 11   

10~16

補講②

1000×5H×4人=20,000

8/18 ~

9/14

介護実習   (2日)

ヘルパー同行 (2日)

在宅サービス提供現場見学(2日)

9/20

10~12

修了式

1000×2H×3人= 6000

合    計

393,000

2級ヘルパー養成を通じて

社会福祉法人  大分県聴覚障害者協会

重度の聴覚障害者が既存の福祉サービスを受けようとした際に、往々にしてサービスを提供する者との間で、十分なコミュニケーションがとれず、当事者が満足のいくサービスが得られないことが多くあります。

 こうした事態を打開していくためには聴覚障害者自らがホームヘルパー資格を取得して介護を必要とする聴覚障害者に業務として携わることが必要と考え日本自転車振興会の助成を受けて本講座を開講しました。

 20名の聴覚障害者と2名の手話通訳者が受講し、6月から9月末までに講義、実習合わせて132時間のハードなスケジュールでしたが全員が修了できました。

 今後は法人が介護保険事業所の認定を受け、養成したヘルパーが就労できる場所を確保していきたいと思います。

※「高齢ろう者支援事業」開始。 集いとは別に県聴覚障害者協会主催で大分市内のろう者宅を訪問して相談事業を開始。

平成16年度

「高齢重度聴覚障害者生きがい対策事業」として大分県共同募金会より35万円の助成を受けて、ろう者ヘルパーの謝金等に充てる。
※ 「大分市高齢重度聴覚障害者生活支援・訪問事業」開始予算70万円

平成29年度 高齢ろう者グループホーム設立に関して補助金申請
社会福祉振興助成金申請

大分県高齢聴覚障害者実態調査実施
※123名調査 102名回答 500部印刷関係機関へ配布

2)今後の課題

今後は、法人として、介護保険事業所の認定を受け「ヘルパー派遣事業」や「ディサービス事業」に取り組んでいきたいと考えています。

ただ、そのためにはクリアーしなければならない課題も多く、どのような方向が望ましいのかについても再度検討していかなければならないと思います。 当面は、この高齢ろう者の集いを継続していき、県下の他地域にも広げていくように取り組むことが課題となってきます。

地域での集いを開催していくためには、地区聴覚障害者協会や手話サークル関係者でヘルパー資格取得者の協力を得ながら進めていく必要があります。

次に大分市の「大分市高齢重度聴覚障害者生活支援・訪問事業」は年間300件以上の訪問支援活動があります。相談事業を県下の他市でも実施していけるように取り組む必要があると考えています。

各種実習最終決定

介護実習日程 8時間×2回

実習機関

日付

時間

実習生(名)

実習生

柞原の里

8月21日(木)

8:00~17:00

8月22日(金)

8:00~17:00

9月 4日(木)

8:00~17:00

9月 5日(金)

8:00~17:00

百華苑

8月25日(月)

8:30~17:30

8月26日(火)

8:30~17:30

9月 1日(月)

8:30~17:30

9月 2日(火)

8:30~17:30

豊寿苑

9月 4日(木)

8:30~17:00

9月 5日(金)

8:30~17:00

アイリスおおいた

8月21日(木)

9:00~18:00

8月22日(金)

9:00~18:00

9月 4日(木)

9:00~18:00

9月 5日(金)

9:00~18:00

ホームヘルプサービス同行  4時間×2回

実習機関

日付

時間

実習生(名)

実  習  生

挾間町 社会福祉協議会

8月20日(水)

8:00~17:00

8月27日(水)

8:00~17:00

9月 3日(水)

8:00~17:00

9月10日(水)

8:00~17:00

百華苑

8月27日(水)

8:20~17:30

9月 3日(水)

8:20~17:30

大分市 社会福祉協議会

8月19日(火)

9:30~11:30

13:00~15:00

8月19日(火)

10:00~12:00

15:30~17:30

8月20日(水)

9:00~11:00

14:00~16:00

8月21日(木)

9:00~11:00

13:00~15:00

8月22日(金)

9:30~11:30

13:00~15:00

8月22日(金)

9:00~11:00

13:00~15:00

9月 1日(月)

10:00~12:00

16:00~18:00

9月 5日(金)

10:00~12:00

15:00~17:00

9月 8日(月)

9:00~11:00

15:00~17:00

9月 9日(火)

9:30~11:30

14:00~16:00

9月10日(水)

9:30~11:30

13:00~15:00

9月12日(金)

10:00~12:00

13:00~15:00

アイリスおおいた

8月18日(月)

9:00~13:00

8月19日(火)

9:00~13:00

9月 1日(月)

9:00~13:00

9月 2日(火)

9:00~13:00

在宅サービス提供現場見学 3時間×2回

実習機関

日付

時間

実習生(名)

実習生

柞原の里

8月19日(火)

9:30~12:30

8月20日(水)

9:30~12:30

9月 2日(火)

9:30~12:30

9月 3日(水)

9:30~12:30

百華苑

8月28日(木)

8:20~16:30

9月 4日(木)

8:20~16:30

大分市 社会福祉協議会

8月19日(火)

9:00~12:00

8月26日(火)

9:00~12:00

9月 5日(金)

9:00~12:00

9月12日(金)

9:00~12:00

8月22日(金)

9:00~12:00

8月29日(金)

9:00~12:00

アイリスおおいた

8月26日(火)

9:00~12:00

8月27日(水)

9:00~12:00

9月 9日(火)

9:00~12:00

9月10日(水)

9:00~12:00