運動の歴史 大分県教育機関手話授業の経過について

平成7年頃 九州テクニカル福祉専門学校で二宮啓介氏が手話の授業を指導していた。

  奈須事務長が学校へ訪問し、学校と協議して、協会の考え方を説明して了解を得た。「今後県聴覚障害者協会は、県内の高校、短大、専門学校、大学等に手話授業の講師派遣契約をして手話の普及に努めていきたいので、個人の講師派遣は今後はなくし、法人と学校が講師派遣の契約を結びたい旨を話して了解を得て翌年度から契約に基づく講師派遣を行っている。

 平成8年10月に聴覚障害者センターは開所していたので、市内の私立高校を中心に手話授業の案内を送付し、手話授業の開拓に尽力した。

 その成果は、すぐに出てきた。

 大分桜ケ丘高校(現楊志館高校)が新しく福祉科を設置することになっているので福祉科に手話授業を設けたいとの申し出があった。

【協会と学校の講師派遣契約】【協会と教育機関講師派遣契約】

1 協会と学校の講師派遣契約書を作成して契約を締結した高校との講師派遣契約は当初一回3000円で契約していた

2 その後協会と派遣講師の教育機関講師派遣契約書を作成して、講師と協会が契約締結するようになった。

講師の謝金が一回3000円の場合に

講師に2000円・協会事務費1000円の割合であった

 【講師謝金の推移】

高校:3000円→4000円→5000円→6000円

専門学校:6000円→8000円→9000円

大学:6000円→8000円→9000円

4 派遣校の増加

福徳学院

大分東明高等学校

別府溝部短期大学

佐伯豊南高等学校・・・・・県立高校への派遣

県立南高等学校・・・・・・県立高校への派遣

智泉福祉製菓専門学校

大分リハビリテーション専門学校

大分介護福祉専門学校

大分県歯科技術専門学校

大分医療事務専門学校

別府大学

大分高校

大分文理大学

大分大学

野津高校福祉課への派遣・・・・野津の福祉科→大分南高校

5 今後の課題

今後下記の学校等に手話授業の案内を積極的に進めていく

 ➀大分県利看護大学看護科

 ➁大分大学医学部看護学科

 【日田地域の看護や福祉系の学校】

 【宇佐・国東地域の看護や福祉系の学校】

6 平成8年当時に一校の学校からスタートした教育機関手話授業だから、一からスタートする気持ちで、拡大する気持ちで取り組んでいくことが大切。

7 聴覚障害者を講師にしたいと福徳学園に要望に事務長が出向いて協議した。講師謝金は2人分出せないので、1人分の謝金で良いかと確認された。

今後聴覚障害の講師を増やしていきたいので、了解した。

その後ろうの講師を派遣したが、半年で辞退し、その後の講師も半年で辞退した。

ただし、その後に男性のろう講師が指導した時には6年以上継続した。

その他文理大学に健聴講師4回とろう講師を2回づつ派遣したが、スムーズにいったが、学生の人数が減少してきて、講義は自然消滅した。